キミを想うトキ
あたしの元カレに担架を切った飴玉男
「てめぇ……!」
先ほどまで笑ってた顔は明らかに怒りに満ちていて
元カレは拳を握り飴玉男めがけて腕を振り落とそうとする
「止めて!!」
「桃ちゃん!」
飴玉男の前に出て
あたしはこう言い放った
「あんたなんか元々スキじゃない。
遊んでやっただけよ!」
握られた拳をブランと力なく下げた元カレを見届け
髪の毛を翻し
飴玉男の腕を引いて歩き出した
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