キミを想うトキ

バス停に着いたあたし達は
まだ明るい空を見上げた



「良い事思いついた!」


突然口を開いた飴玉男


「何?」

別に大して良い事じゃないだろう
そう思いながらあたしは聞き返した




「俺ん家で一緒に勉強しよっか!」


「い、一緒に!?」


「うん♪わからないなら一緒にやった方が捗るよ!」




そ、そうかな……



「ね!?そしたらまだ桃ちゃんと居られるし♪

一石二鳥じゃん!」


「……わかった。ちゃんと勉強してよ?」


「はーい♪」




何だかうまい事飴玉男に丸め込まれ
あたし達は一緒に勉強する事にした



飴玉男の家で



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