キミを想うトキ
飴玉男に
今日は千絵と買い物に行くから
そう言って一緒に帰る事を断った
久々に千絵と街に繰り出す
街に着いたあたし達は
ファーストフード店に入り
ジュースだけ注文して空いてる席に座った
「んで?何か話、あるんでしょ?」
突然誘ったあたしに
千絵はもう何を話すのか理解しているようだ
「飴玉くん?」
その言葉にあたしは黙って頷いた
どうしたらいいのかわからなくて
自分でも初めての経験に戸惑うばかり
千絵に話を聞いてもらいたかった
学校ではいつも飴玉男がいて
なかなか話せなかったから