キミを想うトキ

「市ヶ谷 柊夜
(イチガヤ シュウヤ)
2年G組、血液型AB。
顔は美形だが変わり者の為彼女ナシ。でも隠れファンが居るとか居ないとか……
以上、ご報告終了。」

「ども。」



一夜明けて次の日


ド派手な告白を受けたあたしと
ド派手な告白した市ヶ谷 柊夜(通称 飴玉男)は
あっという間に学校中に広まって



この学校一
注目を浴びてる男と女



「何、浮かない顔して~。天使ッ♪」

「やめてよ。天使なんかじゃないし。」


今日、憂鬱な気持ちのまま登校したあたしを待っていたのは

学校中の生徒から浴びる視線
そしてヒソヒソ話



それがうざったくて
結局今日も屋上で授業ボイコット


「はぁ。飴なんかあげるんじゃなかった…」


【後悔先に立たず】

とはこうゆう事


あまりの噂の広まりにあたしの心はどんより曇り空




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