キミを想うトキ
「帰るのッ?一緒帰ろうよ~♪」
「嫌。」
「んじゃ付いてく!」
そう言って
飴玉男も革靴を履いて歩き出した
何、なんなのよこいつ!
冷静を装ってるけど内心パニック状態
昨日の今日でこいつと一緒に帰ったりしたらまた噂になるじゃない!
早歩きで校内を歩くあたしに
少し距離を置いて飴玉男の足音
んもぉ!!
あたしは勢いよく振り返った
「ちょっとッ!付いて来ないでよ!!」
「だって俺もこっちだもん!同じバスだったでしょ?」
………そうだった。
はぁ。とため息をついて
あたしは仕方なく再び歩き出した