キミを想うトキ


「やっと会えた……」


呟いた飴玉男は
抱きしめる腕にまた力を込めて



「スキだよ、桃ちゃん……」




そう言った







愛しくて



愛しくて






こんなにも涙が溢れる





スッポリと飴玉男の腕に収まったあたしは




流れる涙を堪えながら






「あたしも……スキだよ。



大スキ。」



気持ちの全てを告げた






離れてた約3年という月日に



彼の面影は
いつもあたしの隣にあった




悲しくて泣いた夜も



寂しくて泣いた朝も






ずっと



ずっと





飴玉男があたしを包んでいた




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