キミを想うトキ
「そういや、名前考えてあげたの?」
「飴玉男しか思いつかない。」
髪の毛を整えてる千絵と鏡越しに会話を交わす
「イッチーとか。」
「ダサいよ。」
「何よ、せっかく提案してあげたのにぃ!」
洗った手をブンブン振りながら
ふざけあうあたし達
正直、この一時間一生懸命考えてました。
でも思いつかない!
市ヶ谷 柊夜。
しゅうちゃんとか?
………ダメだ、似合わない!
(あたしが呼ぶって事が)
市ヶ谷くん。
それもね……
柊夜?
付き合ってもないのに呼び捨て?
嫌、やめよ。
こんな感じで残念ながらあたしの脳みそでは考え切れませんでした。
ごめん、飴玉男。