キミを想うトキ
「もー。何してんのよぉ。」
バス停に着いたあたしと飴玉男
急に走り出した飴玉男を追いかけて
二人して制服も髪の毛もびっしゃびしゃ
「いーじゃん!何かちょっと青春感じたよね♪」
おどけてみせる飴玉男に
「あんた本当バカ。」そう言い放つ
「っくしゅん!」
「大丈夫!?」
雨に濡れて冷えたあたしの体に何かが被さった
え…………
それは飴玉男の大きなブレザーの上着
「い、いーよ!別に寒くないし!」
「何言ってんの。震えてるよ?」
制服を差し返すあたしに再び上着をかけてくれた
「………ありがと。」
「どういたしまして♪」
こいつと居ると調子狂う……
飴玉男のわかった事
追加
⑧優しい
以上!