キミを想うトキ
クラスみんながあたし達の話に耳を傾ける
はたから見れば
付き合ってるように見えるのだろう
でもあたしと飴玉男は付き合ってない!
断じて!
その事をみんなの前で証明する為に
あたしは意を決して言い放った
「何で付き合ってもないのに二人で温泉なんか行くのよ!」
的をついたあたしの発言に
驚いたような顔をしてすぐにうつ向いた飴玉男
あ……
ヤバい……
「……桃ちゃんと行きたかったのに…」
予感は的中して
案の定
飴玉男は今にも泣き出しそうな顔をしてる