キミを想うトキ
「またぁ!?」
「千絵、声デカイ。」
慌ただしい朝のホームルーム後
あたしは親友の
千絵(ちえ)に昨日の出来事を話していた
「だってあんた、これで何人目?」
「さぁ。数えた事ないも~ん。」
塗ったばかりのマニキュアに視線を落とす
「あたしが知ってる限り6人目!」
「ふぅん。てかこの色かわいくない!?」
千絵の話をサラリと流して
マニキュア塗りたての爪を自慢するように見せる
「かわい~♪…じゃないよ!あんたいい加減にしなよぉ。」
ノリツッコミして机にうなだれる千絵を前に
あたしはネイルに夢中