キミを想うトキ
あたしは普段、黒や紺や暗い色ばかりを好んで着てる
正直、白とか明るい色は苦手だ
「桃ちゃんはスタイルすごくいいのに勿体無いよ。」
そう言ってあたしが突き返したワッフルガーデを元の場所に戻す飴玉男
その背中には哀愁が漂ってて
あたしは思わず飴玉男の腕を掴んだ
「じゃ、じゃあ…試着だけ、してみる…。」
「うんッ!絶対似合うから!」
あたしの言葉に満面の笑みを浮かべて
飴玉男は再びワッフルガーデをあたしに手渡した
似合うのかよ、本当にぃ。
飴玉男が選んだワッフルガーデに袖を通しながら
あたしは何故か緊張していた