キミを想うトキ
第三章『気持ち』


茶色に透き通る彼の髪の毛が



風に揺れて


あたしの鼻をくすぐる




ストロベリーの香りがそっと包んで



あたしをドキドキさせた





あたしの名前を呼ぶ彼の声



あたしに優しく触れる指先




絡まる糸が



更に絡まって





あたしはきっと抜け出せない



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