Pure Hearts
「あ、優佳。優奈ちゃん、大丈夫だった?」
「うん、先帰ってもらった。
で、あたしに話ってなに?」
「うん…話っていうのは…その…」
らしくなくモジモジしている健徒に
優佳は苛立ち始めて急かした。
「なによ?格ゲーの攻略法?
絶対教えないわよ?」
「いや、違うし。
つかあれは俺のがうまいんだ。」
「は?寝言は寝て言いなさいよ。
あたしの方が100倍うまいわよ!」
こんな会話をしてるうちに空気が和んだ。
「…ったく。あ、で、本題なんだけど…」
「そうよ、それを早く言いなさいよ」
「お前が格ゲーの話、始めたくせに…」
「で?本題ってなに?」
「あぁ…
実は俺さぁ…」