Pure Hearts


健徒side


















「好きな子がいるんだ…」

…ついに言っちまった…!!

「その子ってさぁ…
あんたと仲良し?」

…仲良し…だよな?

「あぁ…」

「優しくて可愛い子?」

…少なくとも俺にとっては…な

「あぁ…」

「…昔からよく知ってる子…?」

当たり前だろ、幼馴染みなんだ…

「……あぁ…」

バレちまったかな…

俺の好きなヤツが…

優佳だって。

ここまで言えばさすがに鈍感な優佳も
気づくよな?

そんなことを思ってると、
優佳が突然

「今度の文化祭…A組とC組合同で
喫茶店やるじゃない?
あの可愛い優奈のメイド服よ!楽しみねぇ」

なんて言い出した。

「え?優奈ちゃん?あぁ、そうだな。
優奈ちゃん美人さんだから似合うだろうな」


でも俺はどちらかと言うと
優佳の方が美人で可愛いと思うぜ?

優佳のメイド服、楽しみだな…

そんなことを考えながら
優佳と2人で下校した。


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