いつも隣にイケメン君
「ごちそうさま。」
私はさっさと食べ終わって、
胸の前で手を合わせた。
「あら、早いわね。」
「いつもこんな感じじゃん?」
私はそう言って、
お皿を全て重ね、キッチンのシンクへと持って行った。
2階に上がって、自分の部屋で制服に着替える。
あー、ダルー…。
ってか、あいつと同じ学校なんだよね。
一緒に出ないように、
早めに先に出よう。

コンコン

誰かがドアをノックする音が聞こえた。
??
誰?寿李かな?
「寿李?なんか用?」
寿李だと思い、こう返事をしたが…
「俺。」
………。
オレオレ詐欺かっ!
いや、わかるけど!
こんな不機嫌そうな声するのはあんたぐらいだよ!
私は完璧に制服に着替えてから、
ドアを開けた。
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