いつも隣にイケメン君
Panic.2
朝のSHRが終わり、担任が出て行った。
ふー。次はー…世界史か。
ダル。フツーにダル。
そんなことを思いながら、
カバンから世界史の教科書とノートを取り出していると…

バンッ!

へっ?!
何、何?!
「ちょっと、寿花!」
わっ…こわー…。
私の目の前には思いっきり私を睨む女の子たちが密集していた。
あ、さっきの音は私の机を叩いた音ね。
なるほど。
って……
「な、何かな?梨々子さん…」
女の子たちの密集のど真ん中で、
私の机を叩いたのは、このコワーイ顔した梨々子。
かわいい顔が台無しですよー…。
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