いつも隣にイケメン君
キラ様は起き上がり、
ベッドから出て、私の前に立った。
背高いなぁ…。
私の身長は至って標準なのに、
ものすごくチビに思えるよ…。
「邪魔。」
………は?
今、なんと?
こんな顔の人が言ってはいけないような言葉を言われた気が…。
やっ、聞き間違いだよねっっ
「はい?」
私はもう一度聞き直した。
私の耳がちょっとおかしかったんだよ!
うん、そう!
「だから、邪魔。」
うん、バッチリ聞いた。
『邪魔』って言われたよね。
はっきり。
うん。最初からわかってるよ。
私の耳、そんなに悪くないもん。
毎日キラ様の美声を聞いてるんだから!!
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