いつも隣にイケメン君
駅に着くと、
志津と安藤くんが見えた。
二人とも早いな…。
「あっ寿花ちゃーん!梓くーん!こっちだよー!」
はいはい、わかってますよ。
志津が手を挙げて
私達を大声で呼ぶので、
私達は恥ずかしくなって急いで志津達の元へ駆け寄った。
「もーう、遅いー。」
志津が頬を膨らませてぶーたれた。
うん。そういう仕草もかわいいよ…。
「ごめんごめん。」
私はとりあえず謝っておいた。
「寿花が準備するの遅かったせいだから。」
うぉいっ!梓!
何言ってんだ!!
「えー、そーなのー?もう、寿花ちゃんってば梓くんにまで迷惑かけて!」
え、志津、それどの立場で言ってんすか…。
「まぁまぁ。早く行こうよ。電車もうすぐ来るし。」
おぉ、安藤くん…
天の助け…!
私はニッコリと笑う安藤くんが、
神様のように見えた。
安藤くんの一言で
私達は切符を買ってホームまで行った。
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