いつも隣にイケメン君
この体勢、無駄にドキドキするんですけど!!
なんか妙に近いし、腰に腕まわされてるし。
妙に近いし!(2回言った…)
「寿花、大丈夫か?」
ちょうど耳元で梓の声が聞こえた。
やめてー!
梓の息遣いがわかって、ほんとドキドキする。
「だっ大丈夫だよっ」
「そか?なんか体が熱いし…」
それはドキドキしてるからだよー!
早く終わらせたい!
早く滑って終わらせたい!!
「準備はよろしいですかー?」
笑顔のお姉さんが私達に言う。
よろしいから早くー!!
「それでは行ってらっしゃいませー!」
お姉さんが後ろから押してくれたようで、
私達はスルスルと滑りだした。
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