いつも隣にイケメン君
「じゃあ、もうバシッと行ってこーい!!」
志津は言葉通りバシッと私の背中を叩いた。
痛いし…。
「いや、この状況の今はちょっと…」
だって、ここはギャラリーが多すぎるでしょ!
志津も安藤くんも、
隣のパラソルのファミリーもいるしっ。
この状況はさすがに……
「もう、文句ばっかり!しょうがないなぁ。」
志津はそう言って、腕を組んだ。
『うーむ。』と考えている。
また余計なこと考えてなきゃいいけど…。
「よし。じゃあ、また二人きりにしてあげるから、頑張りなよ?」
と、上から目線で言われるが。
「二人きりにならなきゃなのは、志津達でしょ。」
「ありゃ、バレた?」
志津はペロッと舌を出して照れ笑いした。
「まぁ一石二鳥ってことで、ねっ?」
「ねっ?」って言われても…
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