先生っ!
「・・・おいっ!」
「はいっ!」
「反応がでかい!
うるさいだろ。
隣に聞こえる。」
隣とは壁ひとつ。
結構分厚くて、ふつうの話なら聞こえない程度。
いいのか悪いのか・・・。
「・・・ごめんなさい。」
「お前、なんか疲れてんの?」
「・・・たぶん。
なんかだるいもん。」
「・・・やらしいこと考えすぎだろ。」
「へっ!??そんなことないです!!」
「また声でかい。」
「あっ!すみません・・・。」
「・・・もう帰れ・・・。」
「えっ?いいんですか?」
「・・・明日、映画見るんだろ?」
「はいっ!
先生ありがとうっ!!!
さようなら~!」
私は教室を出た。
・・・結構楽しみかも・・・。