black rose


「美音。今日は何時に終わる?」

あっ、最近変わったことがある。

そう、それは呼び捨てになったこと。


「うん。今日は6時くらいかな。」

「そうか。迎え、今日は桐夜が
 行くと思うから。」

「うん。ありがと。」

そして、朝は諒君に送ってもらい
八時ごろ学校に着いた。


「美音、おはよ。」

「おはよ。
 麗紗、今日は機嫌いいね。」

「ふふ、まぁね。

 美音には言ってなかったけど
 私ね、彼氏いるんだ。」

「えっ?彼氏?」

「うん。前に話した秋兄の後輩。
 オッケーちょっと前に貰った。」

「ほ、ほんと。
 良かったね。」

大げさだけど、自分のように喜んだ。

< 40 / 83 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop