black rose

「何でもってそれくらい
 常識よ。

 今どき知らない人なんて
 あんたと生まれたての
 赤ちゃんだけよ。」

「えっそうなの。」
私は、驚きの言葉しか出なかった。

「そうよ。

 ま、私の場合兄貴からも情報
 入ってくるからだけど。」

「そうなの?
 秋兄ってそうゆうの詳しいんだ。」
そう言った私にまた衝撃の一言が
耳にとどいた。

「何言ってんの?
 兄貴あぁ見えてblack roseの
 元幹部だからね。」

「・・・」

・・・・・・・。
頭が真っ白になった。

「嘘だ。あり得ない。
 あの優しい秋兄が・・・。」

「ほんとよ。
 人は見かけによらないって
 言うでしょ。」
と、麗紗は涼しげに爆弾を
落としたのだった。
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