black rose


その話から少したったある日のこと。
私の嫌いな日は始まった・・・。


「ねぇ、今日も泊まってく?」

「いいのか? 
 子供いるんじゃないの?」

そうリビングで男と女が話す。。
女は私の母で、男は母の恋人。

そして、私の体目当ての男。

「いいのよ。あの子要らないし。
 
 それに、自分の子だって思った
 事ないもの。」

と、何食わぬ顔で言いのけた母。

「ハハ、俺はもろタイプだけどな。」

「あら、失礼ね。
 私がいながら娘がタイプなんて。」

「可愛いじゃん。
 顔、希美さんにそっくり
 だしさ。」

そんな話をしながら、いやらしく
微笑む男、北山さん。
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