Sweet*animaL
もしかして…


「これがお化けの木?」


もっと近くで見てみたくなって、あたしは草原を突っ切ってそこに近付いて行った。


近付くとその木は本当に大きかった。


「すごーい。名前にぴったりの大きさ」


感心しながらその太い幹を撫で、あたしはここでお弁当を食べることに決めた。


木の根元に座り込んでお弁当を広げる。


こんないい場所を見つけられたことに、気分も浮かれていた。


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