嵐の如く~俺様ヤンキーX最強姫+龍・飛翔編~
「……お前の知り合いか?」


准斗は引き攣る私の表情を見て…問いかける。


「……いや…」


「佐波…お願いね…」


そう言い捨て苑は他のテーブルへと行ってしまった。


「……ウチの兄貴だ…」


私は准斗に返す。


「そんなのわかってる…白虎の総長だ…顔を知らない訳ねえだろ?」


兄貴は窓辺の空いたテーブルに座って、店内の見て、苑を探していた。


私は透兄貴に気付かれまいと…顔を伏せる。



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