嵐の如く~俺様ヤンキーX最強姫+龍・飛翔編~
「……たくっ~」


祐斗は呆れて…私をお姫様抱っこして、出口に急ぐ。


「……お前…それでも『青龍』の総長?」


祐斗は皮肉げに私の耳元で囁く。


「一応」


外に出ると視界に明るい世界が広がった。


「下ろして…」


行き交う人たちが私たちを見てゆく。



祐斗は私を…何も言わず下ろす。



「……!?」

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