嵐の如く~俺様ヤンキーX最強姫+龍・飛翔編~
 准斗に続いて、母さんも亡くなった。


 お通夜、葬式と俺は苑ちゃんのことを気にかけながら…ガッコを休んだ。



 アメリカに留学中の兄貴は勉強が忙しいと言って戻って来なかった。


 薄情な兄貴だった。


 俺は自宅の庭のテラスに一人、佇んだ。


 「ここでしたか…准斗さま」


 「葉月か…色々…母さんのことでは…お前に迷惑かけたな…」


 「別に迷惑だなんて…」


 葉月は俺に忠実な執事だった。


  
 「…葉月…」


 「…何ですか?准斗さま」


< 239 / 402 >

この作品をシェア

pagetop