嵐の如く~俺様ヤンキーX最強姫+龍・飛翔編~
 月明かりと壁に埋め込まれた間接照明の明かりしかない部屋。


 ボスは仮面を身に付けず、初めて俺の前に素顔を晒す。


 「俺が『黒龍』のボスだ…トーヤ」


 「葉月かボス?」


 いったいどう言うことか…俺の思考が追いつかなかった。


 「私の本当の名前は孔張明…あなたを『黒龍』のドンとして連れて行く為に
香港から来ました」


 「!!!?」


 「…『黒龍』はかって新王朝が存在した時代…王族を護る為に…作られた闇部隊
『四龍』のひとつです。時代とともに『四龍』はマフィアとしてなり…現代に至ってます」


 マ、マフィア!!?



 「依吏もシバも…俺の部下だ…桜鬼は俺たちの正体を知った…キレイな女だったから
……本土に送りました…」



 「!!!?」


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