嵐の如く~俺様ヤンキーX最強姫+龍・飛翔編~
 奥の部屋には一人の男性が横たわっていた。


医療器具に囲まれて、意識は混濁しているのか…瞳は朦朧としていた。


 『孔明が日本からホンモノのトーヤさまを連れて参りました。江徳さま』



 楼明さんは耳元で何やら囁いていた。



 江徳氏は俺に顔を向けた。


 『……』


 喉には管が入っていて…話すことは出来ないらしい。


 俺の顔を見て涙を流した。


 

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