嵐の如く~俺様ヤンキーX最強姫+龍・飛翔編~
 「…佐波……」


 酒を飲んでも素面のお母さんが私の肩に手を乗せる。


 「顔を上げなさい…あなたは…私たちよりも…大きなモノをトーヤさんと背負ってい
く身でしょ?…自分の生きていこうとする道を恥だと思わず…生きていくのよ。例え、
人に後ろ指を差されようが…前を向いて…しっかりと歩きなさい」



 「お母さん!!?」



 「……佐波……」



 顔を上げた私をお母さんはしっかりと抱き締めてくれた。



 「……あなたに辛い思いさせてゴメンなさい…」



 お母さんは涙声で私に謝った。



 「お母さん……><」
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