嵐の如く~俺様ヤンキーX最強姫+龍・飛翔編~
 「……」


 男は車を走らせる。
 向かう先はたぶん…私を引き渡す売春宿…。


 車は停車…。
 再び…私は男に担がれる。


 階段を上がる音が耳奥に響く。


 ギイィ…鈍い金属製らしき扉の開く音。


 ここが売春宿!!?


 にしてはとても静だった。

 この静寂は…何?


 男は私を下ろした。


 手足の錠の拘束を外し、口のガムテープ、目のアイマスクを外した。


 
< 390 / 402 >

この作品をシェア

pagetop