夏Loveめーる
返したいもの?…


『何?あたし、宇佐に何も貸してないよ…?』



宇佐は制服のズボンのポケットから何かを取り出した。


「携帯…俺がもってたんだ…」


『携帯?』


あ…そうだった

昨日、携帯を取りに行くはずだったんだ…


『あ…宇佐がもっててくれたんだ。ありがとう』

あたしはニコッと微笑んで宇佐の手から携帯を受け取った。

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