甘い毒


「…私…どうして社長の部屋に…」


「昨日の事覚えてないの?」



「昨日…?」

昨日はたしか…澤田さんのバーでお酒を飲んでたわ…。


「あの…私酔ってねてしまったのですか…?」





「正解。そんでマスターが俺に連絡くれたんだよ、家まで運んであげてってね」


「そそれはどうもご迷惑をおかけしました…あの…だからなぜ私は社長の部屋に…?」



「俺の気分…?かな」


またも一夜はニヤリと笑った。


その笑みに少し後ずさりをしていた私に社長は追い撃ちをかけるように言った。


「それに手間がはぶけるだろ?答をきかせてもらうの今日だよね?」



「あっ」


(そっそうだったわ…っどうしよう…っっまだきめてないわ…)






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