甘い毒
「んー?…ふたりー…かなあ」
「…あれ?理子ちゃん酔っちゃったの?珍しいね、お酒を酔うまで飲むなんて」
「んー…帰るー…なん…か今日は…眠た…い…」
コツン
理子は自分が座っているカウンター席に頭をおき、寝てしまった。
「え?理子ちゃん寝た?!
ふー…まったく…。こんなに可愛いのに…自覚ないのかな。ま、あいつに連絡してやるか」
マスターは楽しそうに笑いながら理子にそっと上着をかけた。
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