キョリの奏でる物語
ブーブーブー…


きたっ!!


『寒いし2-6で待ってて』


たった一言のメールなのにそれだけで身体の体温が上がった気がした。


私は携帯を胸に当てて、にやけながら2-6に向かった。


教室に向かう途中周りを見渡してもほとんど人がいなくて、静まり返っていた。


グラウンドではサッカー部の1年生が後片付けをしていた。


クリスマスイブに部活してんのサッカー部だけじゃん。
< 4 / 27 >

この作品をシェア

pagetop