キョリの奏でる物語
私は2-6の教室の自分の席に座り隣の席を見つめた。
隣の席は大好きな人。
授業中の真剣な横顔なんて見た日にはこっちが授業どころじゃなくなっちゃう…
私は横の席の主をドキドキしながら待っていた。
ガラッ――
「ゆき!!悪い!!遅くなって…ハァ…ハァ…」
真っ白な息を出して頬と鼻を赤く染めている姿が無性に可愛いかった。
「こうちゃん!!部活お疲れ♪はぃっカイロだよ!!」
私はこうちゃんのほっぺにカイロをあてた。
グイッ――
「キャッ…」
「カイロよりゆきのがあったけ~」
そういってこうちゃんは嬉しそうに私を抱きしめた。
お互いの心臓の音が伝わりあう。
私だけじゃない―
こうちゃんもドキドキしてるんだって安心できる。
隣の席は大好きな人。
授業中の真剣な横顔なんて見た日にはこっちが授業どころじゃなくなっちゃう…
私は横の席の主をドキドキしながら待っていた。
ガラッ――
「ゆき!!悪い!!遅くなって…ハァ…ハァ…」
真っ白な息を出して頬と鼻を赤く染めている姿が無性に可愛いかった。
「こうちゃん!!部活お疲れ♪はぃっカイロだよ!!」
私はこうちゃんのほっぺにカイロをあてた。
グイッ――
「キャッ…」
「カイロよりゆきのがあったけ~」
そういってこうちゃんは嬉しそうに私を抱きしめた。
お互いの心臓の音が伝わりあう。
私だけじゃない―
こうちゃんもドキドキしてるんだって安心できる。