小さな恋【完結】
『この間のこと……謝りたくて……』


『もう気にしてないから』


『本当にごめんね……?あたし、大知のこと傷付けてばっかりだ……』


声が震えて、携帯を握る手に力がこもる。


『大知が学校に来ないのも、あたしのせいだよね?ごめん……本当にごめんね』


口から出るのは謝罪の言葉ばかり。


言いたいことはそんなことじゃないのに。
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