小さな恋【完結】
あの日、繭ちゃんに迫られて大知のことを『仲の良い友達』と言ってしまったこと。


あたしと大知は、短い間だったけど確かに『恋人同士』だった。


大知と過ごしたあの時間は、あたしにとって辛い想い出でもある。


あたしが大知を傷付け続けた時間。


だけど、それだけじゃない。


あたしはあの時。


大知と付き合っていた時。


確かに幸せを感じていたんだよ。


あたしが大知と付き合っていたあの時間は、あたしにとってかけがえのない宝物なんだ。


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