小さな恋【完結】
「……やっぱりあいつが好きなんだ?うまくいくといいな?」


大知はあたしの頭をポンッと叩くと、繭ちゃんを置いてあたしの横を通り過ぎた。


「あっ!大知君~待ってよ~!!」


繭ちゃんは「真依子ちゃん、またね!!」と手を振ると、一人で歩き出した大知の後ろ姿を追いかけた。
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