小さな恋【完結】
唯ちゃんを起こさないように階段を一歩一歩慎重に降り終えた時、タイミング良く玄関の扉が開いた。
「あ、大知……。おかえり」
あたしは強張りそうになる口元をクイッと持ち上げた。
「ただいま。唯、もう寝た?」
大知は小声でそう聞くと、唯ちゃんの部屋の方向を見上げる。
「うん、今寝たよ」
「そっか。今日は悪かったな。ありがとう」
「ううん」
大知は靴を脱ぐと、手に持っていたコンビニ袋を持ち上げた。
「アイス、買ってきたから。一緒に食おうぜ?」
「うん。ありがと」
「アイスを食べたら帰るね」そう付け加えると大知は「了解」と言ってリビングに入っていった。
「あ、大知……。おかえり」
あたしは強張りそうになる口元をクイッと持ち上げた。
「ただいま。唯、もう寝た?」
大知は小声でそう聞くと、唯ちゃんの部屋の方向を見上げる。
「うん、今寝たよ」
「そっか。今日は悪かったな。ありがとう」
「ううん」
大知は靴を脱ぐと、手に持っていたコンビニ袋を持ち上げた。
「アイス、買ってきたから。一緒に食おうぜ?」
「うん。ありがと」
「アイスを食べたら帰るね」そう付け加えると大知は「了解」と言ってリビングに入っていった。