小さな恋【完結】

あたしは、大知が幸せならば。


笑っているなら……それでいいんだ。


「真依子……あのさぁ……――」


すると、りっちゃんがいつにもまして真剣な表情であたしを見つめた。


「え……?」


聞き返そうとした時、突然体に激しい衝撃が走った。


目の前がぐらりと揺れて視界が歪む。
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