小さな恋【完結】

「ていうか、繭、酷くない?なにあれ……。幻滅したんだけど……」


繭ちゃんといつも一緒に行動していた女の子は、あたしに近付いてくるなりそんなことを言った。


「ていうか、繭ってたまに何考えてるんだからわかんないところあったんだよね〜。突然怒鳴ったりして、頭おかしいんじゃない?」


何考えてるか分からない……?頭がおかしい?


その言葉を聞いた瞬間、頭の中に血が逆流した。
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