小さな恋【完結】
大知と過ごす日々は、本当に幸せで。


バイトで毎日忙しい大知。


だけど、暇さえあれば離れていた2年間を埋めるように強く抱きしめあった。


大知の腕の中はとても温かくて、心が落ち着く。


あたしは大知の胸に頬を寄せて目を瞑った。


ずっとこのまま、大知の胸の中にいられたらいいのに……。




「なぁ、真依子。クリスマスどっかいく?」


「クリスマス?ずいぶん気が早いね?」


「俺らって付き合ってからどこにも行ってないだろ?クリスマスくらいどっか連れて行くよ」


大知はあたしの体をギュッと抱きしめながら照れ臭そうにそう言った。

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