小さな恋【完結】

「じゃあ、クリスマスの予定はあたしが決めていい?」


「あぁ。何かしたいことでもあるのか?」


「うん!じゃあさ、クリスマスはパーティでもしない?」


「パーティ?どこで?」


首を傾げて不思議そうな大知に、あたしはニコッと笑い掛ける。



「大知の家で!あたしと大知と唯ちゃんの3人で!!」


「……は?唯も一緒に?」


「そう、唯ちゃんも一緒に!お父さんって、その日も帰ってくるの遅いんでしょ?」


「まぁ……遅いけど……」


「そっか。じゃあ、それで決まりね!!」


話を勝手にまとめるあたしに大知は面食らっているみたい。

< 298 / 460 >

この作品をシェア

pagetop