小さな恋【完結】
「じゃあ、クリスマスの予定はあたしが決めていい?」
「あぁ。何かしたいことでもあるのか?」
「うん!じゃあさ、クリスマスはパーティでもしない?」
「パーティ?どこで?」
首を傾げて不思議そうな大知に、あたしはニコッと笑い掛ける。
「大知の家で!あたしと大知と唯ちゃんの3人で!!」
「……は?唯も一緒に?」
「そう、唯ちゃんも一緒に!お父さんって、その日も帰ってくるの遅いんでしょ?」
「まぁ……遅いけど……」
「そっか。じゃあ、それで決まりね!!」
話を勝手にまとめるあたしに大知は面食らっているみたい。