小さな恋【完結】
「辛かったね……よく耐えたね……」


ポンポンッと小さな背中を叩くと、唯ちゃんはギュッとあたしの体にしがみついた。



雑貨屋で会った時のあの3人の悪意に満ちた目。


あたしの後ろに隠れて怯えていた唯ちゃん。


唯ちゃんは……ずっと、耐えていたのかもしれない。


一人で我慢して、頑張って……


限界になっちゃったんだね。
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