小さな恋【完結】
……一番の問題は、大知の転入先だった。
唯ちゃんは実家の近くにある小学校に通う手続きをするだけ。
でも、大知は高校生。たくさんの手続きを踏んで、転入試験に臨んだ。
その転入試験を受けるかどうかお父さんと揉めて学校を5日休んだと聞いた時、胸が張り裂けてしまいそうだった。
繭ちゃんを大知に紹介した後、大知は学校を5日間休んだ。
まさかそんな大きな問題を抱えているなんて知らなくて。
あたしは大知をひどく傷付けた。
あの時、大知が言った言葉。
「お前が幸せなら俺はそれで十分だから」
大知は、どんな気持ちでそう言ったんだろう。
そう考えると苦しくて堪らない。
唯ちゃんは実家の近くにある小学校に通う手続きをするだけ。
でも、大知は高校生。たくさんの手続きを踏んで、転入試験に臨んだ。
その転入試験を受けるかどうかお父さんと揉めて学校を5日休んだと聞いた時、胸が張り裂けてしまいそうだった。
繭ちゃんを大知に紹介した後、大知は学校を5日間休んだ。
まさかそんな大きな問題を抱えているなんて知らなくて。
あたしは大知をひどく傷付けた。
あの時、大知が言った言葉。
「お前が幸せなら俺はそれで十分だから」
大知は、どんな気持ちでそう言ったんだろう。
そう考えると苦しくて堪らない。