小さな恋【完結】
「「いっせーのせ!!」」


手の平に感じる手触りの良い感触。


恐る恐る目を開けると、そこには細長い箱が乗せられていた。



ん……?これって……――。


「なぁ、まさかこれ……駅ビルで買った?」


「そうだけど……まさか、大知も?」


あたしと大知の手の上に乗っている細長い箱。


それは色も形も全く同じものだった。
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