小さな恋【完結】
「もう、朝だ……」
寝る間も惜しんでたくさんの想い出をつくったけど、まだ足りないよ。
まだ、全然足りない。
だけど、外は少しづつ明るくなっていく。
あたしと大知はベッドの上に座って、手を繋いだまま窓の外を見た。
もうすぐ、離れ離れになる。
唇をギュッと噛み締めると、大知はそれに気付いたのか繋いだ手にギュッと力を込めた。
大知の横顔が朝日で赤く照らされている。
一年間、その横顔を間近で見ることはできないんだよね……?
あたしは大知の横顔を瞼にしっかりと焼き付けた。
寝る間も惜しんでたくさんの想い出をつくったけど、まだ足りないよ。
まだ、全然足りない。
だけど、外は少しづつ明るくなっていく。
あたしと大知はベッドの上に座って、手を繋いだまま窓の外を見た。
もうすぐ、離れ離れになる。
唇をギュッと噛み締めると、大知はそれに気付いたのか繋いだ手にギュッと力を込めた。
大知の横顔が朝日で赤く照らされている。
一年間、その横顔を間近で見ることはできないんだよね……?
あたしは大知の横顔を瞼にしっかりと焼き付けた。