小さな恋【完結】
【泣くのは俺の前だけにしろよ?】


大知からのメールで再び胸の奥に熱い物が込み上げる。


「大知のバカ。このメール、逆効果だから」


フフッと笑った時、電車はうるさい音を立てて動き始めた。



あたしはその電車に大きく両手を振った。


これは永遠の別れなんかじゃないんだ。


だって、あたしと大知は同じ空の下にいるんだから。
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